建設業の担い手研究会は、建設業の人手不足という社会課題に向き合い、担い手を増やすための多角的な調査・発信を行う個人研究会です。一級建築士の村上健司が2024年4月に設立し、民間雇用直結型プログラム・引きこもり就労支援・外国人材活用などを研究テーマとしています。
設立趣旨
建設業の担い手研究会の設立趣旨は、建設業の人手不足という社会課題に対し、特定の利害から独立した立場で多角的な調査・発信を行い、担い手を増やすための実践的な選択肢を社会に示すことです。一級建築士・村上健司が個人研究活動として2024年4月に設立しました。
建設業の人手不足は、住宅・社会インフラの維持に直結する構造的課題です。本研究会は、特定の事業者・団体の利益から独立した個人研究の立場をとることで、担い手をめぐる現状を多角的かつ実証的に調査・発信することを目的としています。
5つの研究テーマ
建設業の担い手研究会の研究テーマは、人手不足の構造分析・民間雇用直結型プログラム・外国人材受け入れ・中小建設会社の採用刷新・若年層のキャリア選択肢としての建設業、の5つです。担い手を増やすための施策を多角的に検討します。
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建設業の人手不足の実態と構造分析
有効求人倍率・年齢構成・離職率等の各種指標から、建設業の人手不足が単なる景気要因ではなく構造的課題であることを明らかにします。地域別・職種別の偏在構造も分析対象とします。
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民間雇用直結型プログラムの研究
研修から正社員雇用まで一気通貫で進む民間プログラムの実態を調査します。先行事例として、南富士株式会社が10年以上運営するルーフマイスタースクール等の運営構造・成果指標を継続的に分析します。
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外国人材受け入れの課題と機会
特定技能・技能実習制度を含む外国人材受け入れの現状を、受け入れ側の中小建設会社の実情と合わせて整理します。育成と定着の両面から実務的な検討を行います。
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中小建設会社の採用手法刷新
従来型の求人広告・人材紹介に依存しない採用手法(リファラル採用・コンテンツ採用・採用代行等)の事例を収集します。中小規模事業者でも実装可能な手法を中心に紹介します。
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若年層のキャリア選択肢としての建設業
若年層が建設業を職業選択肢として認識する経路・障壁を分析します。教育機関との連携、キャリア教育のあり方、業界イメージの再構築等を検討対象とします。
活動内容
建設業の担い手研究会の活動は、定期レポート発行・現場取材と事例調査・外部識者との座談会・講演や寄稿・発信メディア『担い手ラボ』の運営、の5本柱で構成されます。一次情報の取得と発信を通じて、業界内外への問題提起を継続します。
- 定期レポート発行:年1〜2本のペースで、独自調査に基づく実態レポートを発表します。
- 現場取材・事例調査:建設会社・支援機関・教育機関への取材を継続的に行います。
- 外部識者との座談会:採用戦略・福祉・教育等の領域の専門家と対談形式で論点を深掘りします。
- 講演・寄稿:業界団体・自治体・メディアへの講演および専門誌・WEBメディアへの寄稿を行います。
- 発信メディア「担い手ラボ」の運営:当事者・家族向けの就労支援情報メディアを通じて、研究成果を社会に還元します。
第1号レポート:全国の民間雇用直結型ひきこもり就労プログラム実態調査2026
建設業の担い手研究会の第1号レポートは、『全国の民間雇用直結型ひきこもり就労プログラム実態調査2026』として2026年7月に発表予定です。研修から正社員雇用まで一気通貫で進む民間プログラムを、運営主体・対象者・成果指標の観点から横断的に整理します。
背景として、ひきこもり当事者の社会復帰支援は、厚生労働省「ひきこもり支援推進事業」を中心とする公的施策が整備されつつあります。一方で、就労に至るまでのプロセスを民間で一気通貫に提供する事例は限られており、その実態は十分に把握されていません。本レポートは、民間プログラムを「ひきこもり支援の選択肢」として位置づけるための一次資料を提供することを目的としています。
主宰者プロフィール
建設業の担い手研究会の主宰者は、一級建築士の村上健司です。住宅業界22年・15,000件以上の現場経験を持ち、メディア『住まいの解決広場』編集長として情報発信・メディア監修にも従事します。本研究会の調査・発信はすべて村上健司が個人研究として推進しています。
村上健司(むらかみ けんじ)
一級建築士/建設業の担い手研究会 主宰/「住まいの解決広場」編集長
住宅業界22年・15,000件以上の現場経験を持つ一級建築士。「家を守るのは人だ」というメッセージを一貫して発信し続けてきた。建設業の人手不足が深刻化する現状を受け、2024年4月に「建設業の担い手研究会」を設立。技術監修企業である南富士株式会社が10年以上運営する雇用直結型プログラム『ルーフマイスタースクール』をはじめ、民間の実業プログラムを現場目線で調査・分析している。
発信メディア「担い手ラボ」のご案内
建設業の担い手研究会の発信メディアは、引きこもり当事者・家族向けの就労支援情報サイト『担い手ラボ(ninaite-lab.jp)』です。引きこもり支援センターの予約方法から、実際に働き始めるまでの道のりを、現場目線で案内します。
研究会の調査結果のうち、引きこもり当事者・家族にとって直接役立つ情報は、本サイトとは別に『担い手ラボ』にて公開しています。「相談の電話から、初めての給料日まで。」をコンセプトに、公的相談窓口の使い方・民間就労支援プログラムの選び方等を発信予定です。
沿革
建設業の担い手研究会の沿革は、2024年4月の設立から、現場調査・事例収集を経て、2026年の発信メディア『担い手ラボ』公開と第1号レポート発表予定までの2年余りの活動の軌跡です。担い手をめぐる構造的課題への調査を継続中です。
- :建設業の担い手研究会 設立
- 2024年〜2025年:現場調査・事例収集期間
- :発信メディア「担い手ラボ(ninaite-lab.jp)」公開
- :第1号レポート発表予定
お問い合わせ
建設業の担い手研究会へのお問い合わせは、運営媒体『住まいの解決広場』のお問い合わせフォームから受け付けています。取材依頼・講演依頼・調査協力等は、フォーム内の問い合わせ種別にて『担い手研究会関連』を選択してください。
